8月2日、20省・市で新規の感染者数は3,201件と昨日と比べて減少へ。うち3件は海外からの入国者。
保健省は8月2日の朝、新規の新型コロナウイルス感染症の感染者が3,201件(うち3件は海外からの入国者)と発表、昨日の感染者数と比較すると1,174件減少しているがそれでも3,000件以上とまだまだ予断を許さない状況です。新規で100人超えの省はホーチミン市で1,997人、ビンユン省で496人、ドンナイ省で189人、カントー市で119人となります。ハノイでも46人と発表されております。
ニュースによりますと今までのワクチン接種総数は6,415,219回であり、うち1回目は5,756,155回であり、2回目は659064回との事です。7/31日の時点ではホーチミン市には300万回のワクチン接種が割り当ててあり、18歳以上の予防接種需要は22.3%とされております。これまでで国内で最も高い配布率になっています。
8月2日午前 ベトナムの新型コロナウイルスの状況 | |
感染者合計 | 約157,507人 (+----人) |
死亡者数 | 1,306人 (+----人) |
回復者数 | 約43,157人 (+----人) |
また保険局は新型コロナウイルス感染症に感染している無症状患者向けの自宅療養・監視を実施するためのガイダンスを関連機関あてに送付したそうです。患者の数を減らすことで医療施設の診療の質を高める狙いだそうですが、根本的には医療施設の受け入れ問題や医者やスタッフ不足の解消をしつつというのが正直な所だと思われます。(結果的には質を高める事が出来るので)。
ガイダンスによりますと、
1. 無症状で尚且つ7日目に退院の条件がそろった患者が資料施設を退院した後に14日間 自宅隔離と健康観察を行う
2. 隔離・閉鎖区域の外で新たに発見された患者のうち無症状であり基礎疾患が無い(基礎疾患があっても治療を受けて安定している)、肥満ではない患者は14日間 自宅隔離と健康観察を行う
自宅隔離の条件として①窓がある部屋 ②個別のトイレ ③個別の電話 ④地元医療施設の電話番号、区郡の緊急対応チームの電話番号の確保 で、隔離部屋の前には個人用のテーブルをや椅子を置いて食事が出来るようにする事、ゴミ箱やゴミ袋も個別の物を用意する事とあります。
消毒液や必要な薬、マスク、うがい薬、体温計なども用意し看病する人も用意する、ただし家族が全員感染した場合はお互いに健康管理が出来るのであれば個別の部屋は不要。最低でも1日2回の検温と1日1回の電子健康申告をしなければなりません。症状が悪化した場合は上記の④の緊急対応チームに連絡をする。(または「115」)。
と、長々と書きましたが本当の現地レベルでの生活をした事がないマンション等に住んでいる外国人(一軒家に住んでいるベトナム人や裕福な人も問題ないと思います)にとっては何も思うところは無いかもしれませんが、ミドルクラス以下にとってはこの条件は正直に言って結構無理があります。まず、②の個別トイレがありませんし、隔離部屋もないですね。1ルームみたいな少し広めのアパートに簡易ロフトを作って家族4人、5人で住んでいる家族なんて
何故ここまで新型コロナウイルス感染症が広まったのかは市場や国民性もありますが、誰もが広い部屋に住んでいるとは限らないのです。
こちらもCHECK
-
「5つのK」の「5K」とは?
保健省が新型コロナウイルス感染症を防ぎながら生活する為に「5K」と称してメッセージで呼びかける 20 ...
続きを見る
こちらもチェック