ベトナム国内の1日の新規感染者
保健省の発表によりますと、昨日の一日の新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は4,892件とここ数日増加傾向になってきています。10月24日に4千弱で10月25日、26日と3,600件あたりだったのですが、10月27日では4,411件となり今回の発表では更に増え約4,900件となりました。相変わらずですがホーチミン市が1,069件、ビンユン省が618件、ドンナイ省が745件、ティエンザン省が139件、タイニン省が190件、アンザン省が286件、キエンザン省が160件、カントーで138件、ビントゥアン省116件、ソクチャン省が128件、クアンナム省が129件(以下省略)と発表されています。クアンナム省はホイアンがある所ですので再流行する可能性もあります。
10月29日午前 ベトナムの新型コロナウイルスの状況 | |
感染者合計 | 約905,477人 (+----人) |
死亡者数 | 21,910人 (+----人) |
回復者数 | 約813,963人 (+----人) |
現在治療中(更新されず) | 約-----人(+----人) |
COVID-19を防ぐためデジタル化の促進へ
病院での新型コロナウイルス感染症の流行拡大予防し制御する事を目的に、健康診断と治療分野における情報技術とデジタル化の促進は今後の重要な課題と言えます。
保健省の健康診断治療部門は、健康診断と治療管理におけるデジタル化の実装について関連する組織等との会議を行いました。健康診断と治療部門のディレクターであるLuongNgoc Khue准教授は、健康診断と治療の分野におけるデジタル化は、現在の医療部門の重要な課題であると述べました。
「安全と患者の満足」つまり患者中心の指針を満たし世界と統合するデジタル化は診察と治療の質の向上に貢献し、病院システムの管理を強化するとも言っています。デジタル化はまた、診察と治療のスケジュール、病院に出入りする人々の管理、薬、消耗品、設備、人員の管理などの病院のシステム管理など、病院の管理手順の改革を確実にします。
2020年の初めごろから最初の患者がCOVID-19の流行に現れるとすぐに、健康診断および治療部門は相談を促進するためにCOVID-19患者の診断と治療をサポートするための管理および運用センターを設立しました。患者の治療を改善するために全国的なオンラインの専門会議も行われてきました。
telehealth(テレヘルスは遠隔通信技術を活用して遠隔臨床医療を実現するサービスです)の適用はまた、ホーチミン市のCOVID-19患者の治療を支援するために、保健省による中央病院とCOVID-19蘇生センターの割り当てにより、 3つの地区病院からの相談を提供し ます。さらに、健康診断および治療システムは、AI人工知能を使用してロボットを患者のケアに使用し遠隔診察・治療相談、診察予約等を強化します。現在、telehealthは1,400以上の中央および地方と、300の病院および地区の保健センターに接続でき、上位レベルに移動することなく患者の負荷を軽減し、患者と患者に対する多くの質問に答えることができます。労働者は、上位レベルと下位レベルの間のギャップを狭め、より迅速かつ簡単に医療サービスにアクセスするのに役立ちます。
世界の新型コロナウイルス感染症状況
Our World in Dateによりますと、COVID-19に対して完全にワクチン接種された人々の割合(Share of people fully vaccinated against COVID-19)が70%を超えている国を見ますと、
〇ポルトガル:87.16%
〇アラブ首長国連邦:86.22%
〇シンガポール:79.73%
〇スペイン:79.72%
〇カンボジア:76.77%
〇チリ:76.44%
〇ウルグアイ:75.11%
〇カナダ:73.93%
〇韓国:72.06%
〇イタリア:71.11%
〇日本:70.89%
一方で累計感染者数や死亡者数が多いのにも関わらず完全にワクチン接種された人々の割合が70%未満の国は、下記のようになります。
〇フランス:67.76%
〇イギリス:66.86%
〇トルコ:56.93%
〇アメリカ:56.79%
〇ブラジル:55.27%
〇メキシコ:41.98%
〇ロシア:32.83%
〇インド:22.47%
(以下両略)
10月29日午前 世界の新型コロナウイルスの状況 | |
感染者合計 | 約244,513,863人 (+----人) |
死亡者数 | 4,965,682人 (+----人) |
回復者数 | 約221,523,414人 (+----人) |
現在治療中(更新されず) | 約-----人(+----人) |
ロシアでは1日の新規感染者数が初めて4万人を超える状況
ロシアでは28日、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が1日あたり初めて4万人を超えるという感染が拡大しています。首都モスクワでは生活必需品を扱うお店以外の営業は停止になり、活動などを制限する措置が始まったと今朝のニュースで言っています。また死者数も最多で1,159人と報告されています。
プーチン大統領は先週にロシア全土で10月30日から9日間を企業の停止(休業)と定め、市民には不必要な外出を控えるように呼び掛けていました。しかし最も感染者が多い首都モスクワでは2日早めた10月28日から企業に対して活動を制限する措置が取られました。以前のホーチミン市と同じように食料などの生活必需品を扱うお店以外は営業が停止になり、飲食店はテイクアウトか宅配のみと制限されました。記事にはこうも書かれています「若者たちは地下鉄内でもマスクを着用していない」「休みにしても意味があるとは思えない」「給料が減って大変になる」など、、
以前の記事ても書きましたが、ロシアではロシア製のワクチンに対する不信感がありワクチンを接種する人が少なく人口の30%程度しかワクチンを接種していません。政府も危機感を持ちワクチン接種を呼び掛けていますがあまり進んでいないのが現状と思われます、感染が止まらないようであれば9日間の企業活動の制限を延長する可能性も述べています。
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