1月24日朝、ビンユン省でオミクロン株に感染した最初の症例(F0)を確認。
1月23日午後、ビンズオン(ビンユン)保健省は、ホーチミン市のパスツール研究所によるウイルス分離試験の結果を発表しました。結果として海外から帰国した3例のうち、オミクロン株に感染していた感染症は1例と発表しています。最初の症例を確認したのは1990年に生まれたベトナム国籍の女性との事で(女性は2022年1月9日、カナダからタンソンニャット空港にVN09便、座席番号27Aで入国 )。空港に到着後は隔離され陽性結果を示すサンプルテストを採取し、11日~19日にかけて2回PCRテストをし陰性を示したので彼女は家に帰って自己管理していましたが、後に陽性である事が判明しました。彼女の健康状態は正常で発熱や咳はないそうです。
ビンズオン(ビンユン)省の保健セクターによりますとビンユン省では初めてのオミクロン株の事例でありますが、陽性と分かる前に事前に隔離していたため社会的な感染拡大の危険性はないとしています。また保健セクターは人々はワクチン接種と5Kを厳密に行っていく必要があるとしています。
他には、保健省はオミクロン株の感染率はワクチン未接種者に比べると7倍も高いと発表しています。完全にワクチンを接種していても3倍とオミクロン株の感染力の高さがうかがえます。
「5Kとは?」こちらより確認できます。
「F0、F1とは?」こちらで確認できます。
ベトナム国内の新型コロナウイルス感染症の1日の新規感染者
1月22日の午後4時~1月23日の午後4時までの保健省の発表では、1日の新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は14,978件と発表されました。44件は海外からの入国者です。一部抜粋しますと、ハノイ(2,976)、ハイフォン(764)、フンイェン省(629)、タインホア省(489)、クアンナム省(435)、クアンニン省(427)となります。(400件未満省略)。以前から書いていた通りハノイで感染が増え始めています。ハノイの他に上位はハノイ周辺の省になっているのも現在の特徴です。ホーチミン市は(138)と非常に少なくなっていますが下記の通りオミクロン株の感染者が少しづつ増えてきているので今後も注意が必要です。
ここ最近の1ヵ月のグラフを見ますと年末年始(12月末~1月頭)にかけて多少の上下はありますが横ばい状態続いている感じです。あと1週間後にはベトナムでの最大イベントと言っていも過言ではないテト休日(旧正月)が始まり、今年は土曜日が休みの会社は9連休くらいになるんではないでしょうか、短くても6連休にはなるはずです。
新型コロナの懸念や影響で仕事を失う心配から今年はテトに帰省しない労働者が前年に比べ30%くらい増加しているとニュースには書かれていますが、やはり田舎に帰ったり旅行に行ったりする人も多いのでまた人がシャッフルする状態になります。このテトの大移動での新型コロナウイルス新規感染を抑えることが出来ればこの1年は徐々に減っていくと思っています。
オミクロン株の1日の新規感染者は135人でホーチミン市(68)、クアンナム省(27)、ハノイ市(14)、カインホア省(11)、ダナン市(8)、タインホア省(2)、クアンニン省(2)、ハイズオン省(1)、ハイフォン市(1)、ロンアン省(1)となります。
世界での感染者数ではベトナムは223の国と地域で28位にランク付けされています。100万人単位での感染率で言えば、ベトナムは223の国と地域に143位ランク付けされています(100万人あたり平均21,697件)。
治療を受けている重症患者の数は4,707人で、そのうち次のとおりになります。-マスクを介した酸素を呼吸:3,273件、-HFNC高流量酸素:675件、-非侵襲的人工呼吸:132件、-侵襲的人工呼吸:606件、-ECMO:21件
総感染者数と死者数の死亡率は1.7%になります。(死亡者数での世界でのランクは25位)
1月24日午前 ベトナムの新型コロナウイルスの状況 | |
感染者合計 | 約2,141,422人 |
死亡者数 | 36,719人 |
回復者数 | 約1,804,849人 |
現在治療中で重症患者 | 約4,707人 |
ベトナム国内の新型コロナウイルス感染症のワクチン接種状況は?
1月22日には、1,333,208回分のCOVID-19ワクチンが注射されました。注射されたワクチンの総投与回数は175,898,450回であり、そのうち78,865,726回が1回目のワクチン投与で、73,881,549回が2回目のワクチン投与になり、3回目のワクチン投与は23,151,175回分になります。
また保健省は、5歳~11歳の子供に対する予防接種を積極的に行っており安全性と有効性を科学的に調べ実施する事を述べています。政府が2022年保健医療を展開する為のオンライン会議でファイザーワクチンを5歳~11歳の子供に投与する事を許可提案しています。12歳~17歳の子供に対するワクチン接種はWHO(世界保健機関)でも推奨されています。
医療業界の活動を一部抜粋しますと
-保健省は、5Kや健康の自己監視など、特に「医学的隔離なし」の流行を防ぐための対策を厳格に実施するために、地元に帰省する人々に下記を指示するよう地方自治体に要求しています。発熱、咳、呼吸困難などのCovid-19の症状がある場合は、接触と移動を制限し、法律に従って、指示、検査、および取り扱いについて直ちに地域の保健部門に通知する必要がある。
-人々が安全で柔軟な感染防止対策を理解し、新しい状況でのCOVID-19の流行を効果的に管理できるように、マスメディアに関する情報を増やします。
【世界の新型コロナウイルス感染症状況】 欧州のコロナ流行は「終わりは近い」WHOが言及!?
WHO(世界保健機関)のハンス・クルーゲ欧州地域事務局長は欧州での新型コロナウイルスパンデミックは「終わりは近いかもしれない」と語りました。今後多くの人々が免疫を獲得していき※「集団免疫」を達成し危機の度合いが下がる可能性に言及しました。欧州では現在もオミクロン株が感染を広げており、2月末までには人口の60%が感染すると予想されています。またハンス・クルーゲ局長は「オミクロン型が落ち着いたら、数週間か数カ月、集団免疫の状態になるだろう。ワクチンのおかげでもあり、多くの人が感染するからでもある」、「年末にかけてコロナ流行が再開するかもしれないが、必ずしもパンデミック(と言うほど)ではない」とも述べています。
※「集団免疫」とは、ある感染症に対して集団の大部分が免疫を持っている際に生じる間接的な保護効果であり、免疫を持たない人を保護する手段である。多数の人々が免疫を持っている集団では感染の連鎖が断ち切られる可能性が高く、病気の拡大は収まるか緩やかなものとなる。
世界の新型コロナウイルス感染症状況
1月24日午前 世界の新型コロナウイルスの状況 | |
感染者合計 | 約350,139,772人 |
死亡者数 | 5,611,179人 |
回復者数 | 約278,582,721人 |
現在治療中(更新されず) | 約-----人 |
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